中期ワンオーナーのお客様
シルバーツートンのカラーからダークブルーマイカメタリックへと色換え
中古車として販売しやすくするための全塗装ではないから
下地処理からキッチリと行い、マスキングは室内へ塗料が入らないようにするためだけで
フロントガラスもリアガラス、リアサイドガラスも取り外してドアのガラスランも取り塗装
サフェーサーを塗装する前に入念に処理をしている途中のようす
作業場の関係もあり、一気に最後までとはいかず
その時が来るまでは部分ごとの作業となる
塗装作業をお願いしている会社の社長は塗装歴30年を超えたプロ
車関係で板金塗装ほど仕上げの良し悪しが会社により大きく変わるものはない
それは、技術と言いたいのだけどそれだけではない
技術は有って当たり前だし、塗装で仕事をする上は設備上も完全なブースが有って当たり前
それでもキレイな仕上がりになるとは限らない
自分の技術を毎日惜しまず仕事に出せるかどうか、それが一番
常にベストを尽くす人間性が求められる
いい加減な人間性では技術があっても板金塗装は無理
お客様から依頼された責任としてベストを尽くしてくれる会社を探すことも自分の仕事の一つ
大切な車だから、丁寧にきちんと作業をしてねと言わなくても出来る会社がいい
利益や売上げ優先ではなく、完成度優先の信念が欲しい
そんな会社にやっと出会った気がする
そして、先日車を取りに行ったときのこと
工場の裏でなにやら社長が動いてた
そこに行ってみると裏には川だった
岸辺は護岸工事はされているけれど
自然の状態に近い植物がたくさん生息していて仲間達がたくさん生息していそうな川
そこでエサをまき、亀や鯉が食べに来ていた
数匹もの亀は立ち泳ぎでコチラを見ている
まだ欲しいとアピールしているようだった
鯉はさすがに食べるときにしか顔を出さないけれど大きい体に思わず興奮
最高の場所ですねーと、そんな言葉が出た
そしたら社長は、一日の気分転換に最高なんだよな
意味のない殺生は嫌いだから、こうして見てるだけだよとのお返事
まさしく、ここの社長は生き物係だったのである
ずっと見ていても飽きない場所
何も無くても笑顔になれる
良い塗装の仕上げの裏に秘密の場所アリなのでした
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ランクル80全塗装中
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