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Channel: 四駆ショップdirtway      「日々のアルバム」
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ランクル80 タービン破損からのトラブル その1

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運ばれてきたランクル80のエンジンルーム

このようにある程度部品は取り外されている状態

  

その時に立ち会っていないのでエンジンの状態を見て

想像をしながら作業のメニューを決めていくことにする

  

    

  

タペットカバーやエキマニにオイルが多く出ているので

程度としてはあまりよくないのだけれど

エンジンそのものにはまだ影響は直接感じる事が無く

メンテナンスをするキッカケにはならないことも多い

  

   

 

しかしそんなメンテナンスを行う前に

壊れてはまずい部分が壊れる事となる

  

タービンが破損してしまった

  

   

 

タービンシャフトが折れてしまっている

  

    

 

角度を変えて見てみるとアクチュエーターなど

周囲にオイル汚れでヘドロのようにびっしりと付いている

  

    

 

タービンとインペラも相当使い込まれた感がある

今回のトラブルとは関係なく相当長い年月の間で

このようにしてオイル分がびっしりとヘドロ化していたはず

 

    

  

ペラはほとんどあるけれど

破損したシャフト部のパーツなどは部品が足りない

  

インマニのガスケット部のブローバイが多くあり

どこからのオイルなのか不明になるので

本来は可能な限り綺麗な状態にしておきたいところ

  

   

 

インマニ下のブロック面を見てみると

ブローバイでべったりとオイル汚れとなっている

ターボ車だからインマニのガスケットの役目が落ちると

ブースト圧がかかるとブローバイオイルは出てくる一方なので

やはり早めのメンテナンスが安心出来る

  

  

  

今回のトラブルはタービンのシャフトが折れて

エンジンからの油圧の勢いがインテークパイプ、インマニ、燃焼室へと入り

エンジンをオフしたのにエンジンが止まらなかったというトラブル

  

最終的にエアーを吸わさないようにタオルで蓋をして停止させたとのこと

話しには聞いていたけれど実際見るのは初めてのトラブル

  

エンジン回転がどのぐらいまで上がっていたのか

焼き付いて止まってしまう場合もあるはずとか

色々な事が考えられるけれど

おそらく誰もが予測していなかったと思うので

冷静にすべてを覚えている人はいないようだ

 

なので状況を確認しながら修理をしていく事になるのだけれど

大ごとになっていなければと願いながら

作業を進めていくことになったのでした

  

    続く

 

 

 

 


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