上側のナックルベアリングはグリスの恩恵を受けにくいので下側よりも傷みやすい
デフオイルの影響はまだ受けておらずグリスは溶けてはいない
それでも長年乗ればグリスはだんだんと出てしまっている
この状態でナックケースを左右に動かすとカクカクとなる事が多いけれど
今回のケースは曲げても手を離すとニュートラル位置にガクッと戻る
ベアリングの定位置とでも言うべき場所に戻る手応えが凄い
ベアリング部にはサビも見える
ベアリングを取ればアウターレースにベアリングの定位置だったはずの場所が見えてくる
この位置以外では止められないほどだった事が裏付けられるような跡があった
ベアリングは傷んでいるけれど走行距離に応じたぐらいでまだまだ初期のレベル
ハブベアリングのように回転はしないけれどそれなりに力はかかっている
サイズが少し小さすぎなのでは?と毎回思う
アウターレースに付く定位置の跡は凹んでいた
オイル漏れもグリス漏れも直接見えるような症状は無い
もちろん走行にも問題は感じない
だから修理ではなく壊れる前のメンテナンス
いくらタフなトヨタの四駆だとしても激しく傷むまで乗り続けるのは可哀想だ
続く