先日ランクル70のボディリフトの問い合わせがあり思い出した事がある
中古車などで改造車を購入するとサスペンションの仕様も様々だけど
ボディリフトは特に色々とあり例えばサーフのラジエターは上側だけステーで落としているけれど
下側は固定せずにロアホースがラジエターを前に押さえているような状態の車があるんだと
ショップ仲間から聞いた
まだそんな車両には当たっていないけれど
当社ではランクル80でステアリングロッドの処理で色々とあった
この車両はステアリングシャフトがカバーに常にあたっている
それを見越してなのかカバーのボルトは１本しか止まっていない
接触して削れている部分を見てみたらカバー部分がずっと当たっている
固定していないカバーを少し動かすと隙間が出来る
完全固定じゃ無いのでステアリングシャフトの摩耗もそんなには進んでいないようだ
中にはこんなハチマルもあった
シャフトは接触しないけれど豪快すぎる
当社はカバーを取り、シール部を下に移動させ
元の穴は塞いでいる
シャフトが当たるのでミミをひねり出して隙間を作っている
ランクル１００になればもうパネルは切るしか無いので切ってから処理をしている
しかしボディも微妙に動くはずなのでシャフトとの干渉もあり得るトラブル
車検などで入庫した際に大事なチェックポイントとなっている
ごくまれに動いた時に当たっていた跡がある場合は耐圧グリスでも問題はなさそうに思うけれど
接触回数が多そうならばパネルの切断か曲げが必要となります
改造車はきちんと作業していてもその後のメンテナンスも大事です