ナックルからのグリス&デフオイル漏れがひどいフロント左側の78プラド
右側は普通に長年使用している車両の状態
その左側のナックル裏側のようす
ハブベアリングのガタも多いから何かありそうな予感はしていた
まずはブレーキローターがハブに対してハブボルトでの圧入がされておらず
タイヤを外せばローターは音を立ててガタガタ状態
隙間にマイナスのドライバーまで入る
ブレーキを踏んだりアクセルを踏む度にハブボルトへの負担が増していく
最後破断となるだろう
パワーロッキングハブはロックされていない状態で分解しているので
キャップがロック方向に出ていることがそもそも変だ
右側はスイッチとランプに合うフリー状態
パワーロッキングハブを取り外したら接点のリングは大きく掘れている
交換したくてもネジ山が潰れて取外しが出来なかったような跡形まで残っていた
パワーロッキングハブを取り外したこの状態なら断線と4WDコンピューターは検知して
インパネ内のハブロックランプが点滅するはず
試しにエンジンを始動して様子を見る
まったくランプは点滅しない
なのに隣の4WDボタンを押せば4WDが点灯する
これはマニュアルハブに交換した時に行うハーネス処理をしている可能性がある
一般の人が乗る状態にはなっていない
いっそのことマニュアルハブに交換した方がロックにしたまま走るよりも良いだろう
年式が古いと複数オーナーがいる訳で誰だか分からない人の手により
その場しのぎの修理となっている
この車両に限らず中古車を購入すると何らかの問題はあるけれど
危険な状態で走っていたのはいつからだろう
ガタガタのローターとハブ、ナックル、マニュアルハブ化など
全部一気に片付けないと乗られない
悪いところを探し出すのも仕事はいえひどいほど憂鬱な気分になるものです