初めての７８プラドのオーナーさんから電話が入る
高速道路を走行中にエンジンが止まったとのことで
恐いのできちんと直したいとのご相談
今までにもごくまれにエンジンが停止するというトラブルがあったらしい
なんとか時間をおいていたりすれば再始動は可能とのことなので
ダートウエイまで走って来れそうなら来て下さいとお願いした
夜になり今から行くとの事だったけれど
後もう少しでエンジンがストップで再始動しない
仕方なくレッカーサービスで運ばれてきた７８プラドは
エンジンの色々な症状が出るのは珍しくないので原因究明は可能
古いしこれからもたくさん修理代金がかかるなら車をどうしよう？と
相談を受けたけれど、こんな時はいつも分かりやすい返事をする
この車が好きかどうかです
理屈抜きで好きならずっと乗れば良いでしょう
的を得た修理が完全に出来ればその場所は１０年はトラブらないと思います
なので好きか嫌いかで決めて下さい
古い車なので修理は必要になりますが
修理や対策は気にせずに考えてそれはお任せ下さい
いつもこのように答えている
人間なら直らなくても機械は部品があれば直るし
部品は流用出来る物がたくさんあるので困ることはない
この辺は適合品番以外は取り付けられないディーラーさんとは違うところでもある
お客様はまだまだ乗りたいとのことなので
幸せ者なプラドとなりました
そんな７８プラド
一度はエンジンはかかるけれど停止するなら
燃料ラインにエアーが混入しているのが原因だけど
よくあるFUELキャップも軽油の漏れは無く
その症状も無いという事から今はまだキャップは大丈夫
とにかく初爆さえ来ないということは
燃料が噴射されていないと言うことだけど
数年前にトヨタ店で噴射ポンプを交換しているとの事なので
スピルバルブやＮＥセンサーなどはとりあえず除外して考えていく
会社に届いた７８プラドはもうまったくエンジンはかからない
いくら時間が経ってもエンジンは初爆さえない
こうなれば噴射ポンプのスピルバルブに信号が来て無さそうなので
まずはＥＣＵを点検してみるのが最善策と考える
取り外して見てみるけれど
業者による基盤の修理やＤＥＮＳＯのリビルト品では無い
封印テープ類が無いので純正のままのＥＣＵだろう
外蓋を開けてみても基盤の中身は見えない
これから先は店内に入り分解して点検する事にする
続く