ランクルFZJ80のお客様から相談があり車検と共に初めてのハチマルお預かり
エンジンオイルのレベルセンサーが反応して警告ランプが点灯したとのこと
排ガスはいつも通りで異常なし
と言うことはオイル漏れの可能性もあるので下回りの点検からスタート
カバーを取り前方からエンジンを見た
漏れている車両ならたっぷりとオイルで汚れている部分
クランクのオイルシールと
オイルポンプのガスケット部は問題無いと言うことなる
よくありがちなクランクリアオイルシールからの漏れ
確認したけれどこんな程度なら街中を走っている10年以上経った車なら
ほとんどすべての車両でありそうな程度で気にすることは無い
オイルが垂れたりハウジングやAT本体の方に全くオイル分が流れていない
今度はエンジン下のファンベルトカバーを取り前方から確認
するとオイルの跡がある
まずはラジエターまで伸びているATFのパイプに異常にオイルが付着
原因はパワステポンプからのフルード漏れ
まだまだ漏れてきてフロント回りのオイル漏れでいっぱいになる
今ならまだ部品点数が少なくO/H出来そう
同じくホーシングを汚していたホースを確認
デフのブリーザーホースからデフオイルが上がって来ている
上から漏れてきたものでは無い
この正体はナックルケースにデフオイルが混ざり
デフオイル内にもグリスが混ざったオイルが増えてきただけ
ナックルの感じとしてはまだオーバーホールは次回車検時でも大丈夫だろう
デフオイルは変えておきたい
どうせ変えるならサラサラでは無いギアが接触している高負荷に強い
ワコーズの6140を入れておく
点検は次へと進みます