前回の固く取れなかったコンパニオンフランジを無事に抜き取ることが出来たあと
規定トルクで締めて確認してまた緩めてを数回脱着しながらベストなクリアランスで調整終了
次は楽勝と思われていたリアドライブシャフトのベアリングの交換作業が待っていた
リテーナーはサンダーで切るだけなんだけどその後の肝心なベアリングが固くて動かない
コンパニオンフランジよりも恐ろしく固い手強い場所
三菱の修理書にある抜くためのSSTを問い合わせてみたけれど
どこの営業にも本店にも無いとのお返事
仕方なくよく似たSSTを製作
しかし固すぎてびくともしない
ベアリングの部分をガスで溶かせば取れるよと聞くけれど
なるべく熱はかけたくない
![]()
バックプレートさえなければこのままプレスにかけられそうに思う
それでも長いので当社のプレスでは難しい
まずはこの長くなるドライブシャフトを押し出せるプレスがあるところを探すのと
新品のバックプレートの供給の確認をすることにした
探せばあるもので大きなプレスが設置されている会社があった
バックプレートも新品が在庫であるとの事でまず注文
その後、加工会社でバックプレートを切断してベアリングケースを抜いてもらった
![]()
ベアリングケースからベアリングを取り出して厚いベアリングだなと見ていた
![]()
すると一体ものでは無くテーパーベアリングを2個合わせたベアリングだった
しかもサビなのかストロボのせいもあり真っ赤になっている
どちらにせよリアデフのオーバホール時の今回抜いておいて良かった場所
![]()
このあとベアリングなど純正のパーツで組み込みリアアクスルに差し込んで完了
走行テストをしても異音はすべてなくなり快調になってパジェロ完全復活
久々に乗った6G74エンジンはトルクフル
高回転ではパジェロエボにはかなわないけれど街中の加速はエボよりも
踏んだその回転からグイグイと押し出すトルクで加速感はコチラが上に感じる
それほど軽くよく走るのでこのエンジンは昔から好きだった
トヨタ車のガソリン四駆には無いエンジンの味付けが魅力です