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Channel: 四駆ショップdirtway      「日々のアルバム」
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スピンドルブッシュの傷

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ハブを取りナックル部の分解をして行くランクル80

スピンドルは薄いキズはあるけれど段差までは無い状態

  

    

  

デフオイルを抜けばグリスが混ざり黒く粘度の高いオイルだったけれど

ナックルケース内にはまだグリスは残っていたのでまだ程度は良いほうかなと見えた

  

   

  

しかしよく見るとシャフトに色とキズが付いている

明らかに当たりキズだけどど正常な状態ならあまり起きない接触の跡

  

   

  

当たっていたのはスピンドルのブッシュでコチラは要交換のキズだった

長期に渡りハブベアリングのガタが多いとドライブシャフトのセンターが出ないのであり得る

       

   

 

単品で注文すると同じ物が来たのでこちらに交換

  

    

  

ナックルケースはオイル汚れをすべて取り除いてから

内側のサビている場所を磨いてエポキシ系サビ止め材で処理

  

   

  

スタッドボルトも交換してからケース本体を塩害コートのブラックでペイント

  

   

  

ナックルアーム類も同じように塗装して組み立てに備える

  

     続く

 

 

 


バッテリーは自分でも確認しておきたい部分

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異常なリーフスプリングの状態だったランクル77のお客様が来られて

他の場所を見る為にボンネットを開けた

過去の経験からなんとなく怪しそうなオーラ満載のバッテリー

   

    

   

周囲の状態から見て24Vとなるプラスターミナルのカバーが特に怪しい

  

   

  

カバーを外すとまあいつもの事ながら危険な状態

  

   

  

ここまでなる前に誰か気がついてあげてよって思いたくもなる

取り外して裏から見るとさらに危険さが分かる

  

   

  

すでに部分的に小さなスパークが起きていたようにも思える

  

   

  

続いて同じバッテリーのマイナス側の端子カバーを外してみた

  

  

  

こちらもハーネスごと取り外して裏返してみる

このまま放置していれば接触不良がいつか起きる

  

   

  

このぐらいなら熱湯で洗いワイヤブラシとヤスリなどで青サビを取り除く

ターミナル部とハーネス部にはグリスを上から付けてやるだけで確実に長持ちする

   

プラス側の復活は出来ないので新品交換

  

   

  

過去に何度も取り上げてはいるものの年間何度も修復している現実

接触不良のせいで走行中に一気にスパークして鉛の端子が溶けて無くなり

ライトは消える、ブレーキは効かない、パワステも失ったランクルを見ているので

いつも気にしている箇所でもあるけれど本来なら車検時に点検されているはずの場所

端子が隠れている場合は自分でチェックしておくのが間違いないでしょう

 

 

 

 

2017 JRのカレンダーより

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毎年いただいているJRのカレンダー

今年も2種類を手にしたのでパラパラとめくっていく

  

季節は違うけれど四国の景色が入っているところを並べた

  

   

   

左のこんぴらさんは船に関する守り神のような存在で

絵馬殿には船の写真がたくさんあり安全祈願で多くの関係者が訪れているようにみえる

凄く大きなスクリューも途中の広場にあったりして

長い階段も有名だけど出航した船と人の命を守る事でも有名な場所なのだろう

    

ちなみに香川での今年の小田さんのコンサートでは前日ぐらいに

さぬき富士が見える展望の良い場所まで上がっていた様子がご当地紀行で流れていた

もしもまたコンサートがあればこの下で待っていれば会えるかも

   

右はおなじみのアンパンマン列車

なんとなく少しグレードアップした車両のようにも見える

この車両に乗るのはワクワクウキウキしそうな春に乗りたいもの

   

同じく新緑の広がる春に乗りたい九州の景色と列車があった

懐かしい湯布院とこの車両を紹介する番組を見たことがあり興味があった九州シリーズ

  

   

   

日本の列車なら快適だし高速道路を走るよりもはるかに安全に旅が出来る

旅客機のワクワク感とはまた違った懐かしい旅情を味わえそうな鉄道の旅

行くなら九州、それも別府や阿蘇から南へ向かう静かなところがいい

そのためにも熊本地震を政府も国民も忘れずに支援をしたい

災害はお互い様だから助け合う気持ちは多くの人が持っているはず

生活の基盤から始まり観光地の復興まで出来るだけ早期に完了させたいもの

 

 

  

1HD-FTの噴射ノズル

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ランクル80最終期のFTエンジン

燃焼室中央から出ていて噴口は6ヶ所となっている

  

   

  

走行と共に噴口にカーボンも付着してくるのと噴射を行う設定の開弁圧が下がってくる

噴射ポンプから燃料が噴射されてインジェクションパイプを通じて圧が高まってきたとき

設定された圧力になれば噴射を開始し、反対にノズルへの圧力が下がれば噴射が終わる

   

開弁圧とは圧力に応じて噴射されるもので噴射圧力ではなく噴射量が左右される

開弁圧が高いと噴射開始が遅くなり噴射終了時間も早く終わる

従ってポンプの能力が同じなら燃料の噴射量は減ることになる    

逆に低くなった走行の多いノズルは噴射される燃料の量は増えてしまう

噴射圧力自体は噴射ポンプの能力で決まるので開弁圧を高くして

噴射を強く出来ると言う構造では無い

  

ノズルを交換し開弁圧を調整するバネも交換して規定圧力で噴射されるようにシムで調整

  

   

   

FTエンジンのノズルはタペット内の隙間にピタリと合うように配置されている

  

    

  

オイルシールをサイドから被せてトルクレンチで締めてからリターンパイプを取り付ける

  

   

  

インマニを取る前にブロックサイド部に落ちて来ていたオイル分はすべて洗浄済み

取り外したインマニとインテークパイプは洗浄液に漬けておく

   

   

  

EGR付き車は真っ黒いどころか黒鉛が直接入ってきて引っ付いているので

まずはアルミの地肌よりも付着した分厚く固まったものを浮かしてからピカピカにしていく

アルミを痛めないような洗浄液に浸けている

   

     続く

 

 

  

ランクル80 仕事量の大きなナックルベアリング

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10万キロ台の走行少ないハチマルのナックルオーバーホール

ホーシング側のサビも少なく程度は良いように思える

   

   

 

ハブのフランジはグリスが切れていれば交換だけど幸いグリス分はあったので防錆塗装中

   

   

  

アームやケース、ホーシング側も付近一帯を防錆ペイント

  

    

   

どんなに走行が少なくても、ナックルケース内がサビだらけでなくても、グリスが入ってても

フロント荷重に対してナックルベアリングは小さいのではないのかなと思うようなベアリング

   

最後でグリスを落として吹き上げてビックリ

  

   

  

錆びて真っ赤なナックルケースのベアリングと大差ないのであった

   

      

   

オイル分やグリスが漏れて大変な場合だけでは無くベアリングは傷んでいる

いくらナックルグリスを穴から注入しても大きな効果は期待できない

ハブケースのガタの確認とハブベアリングのガタを定期的に整備していれば

とりあえずは大丈夫だけどナックルベアリングのこのような傷みは防ぎようが無い

   

ハブベアリングと違い回転数も発生せず、タイヤの切れ角と同等程度の動きだけど

路面からタイヤ、ホイル、ハブ、スピンドル、ナックルケースと荷重が伝わって

ナックルケースがホーシングと繋がるのは上下のベアリング2個

回転数は小さいけれど大きな力がかかっていると考えられる

   

傷もうが錆びようが分解したらバラバラになってしまおうが

それでも走るし自覚症状は特別大きくは現れない

走行と共に他の部分にもトラブルが出てくるのでなんとなく良いバランスで走っている

何十年経っても止まること無く走り続けることが難しい

人間よりもはるかに優秀なランクルのようです

 

 

 

ドイツ軍の捕虜収容所跡近くのイルミ

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会社から少し走れば第一次世界大戦でドイツ兵の捕虜収容所があった場所がある

その跡地の一部を以前にも訪れたことはあるけれど先日は資料を展示している場所の

近くを通ったので少し寄り道をして夜のドイツ館を訪れてみた

   

芝生の丘の上だけだし派手すぎないイルミでちょうど良い

戦争地では無いけれど戦争に関わる場所でもある場所

  

   

  

イルミが無ければ真っ暗だし行かないだろう

少しのイルミが点灯していても人気が無ければやはり行かない

駐車場に車が数台あったのでスマホを持ち少し歩いてみた

   

   

  

近くには亡くなったドイツ兵の人たちには慰霊碑もある

少しググれば国内の収容所で亡くなったドイツ兵の慰霊碑も別に建っていると書かれている

資料によると捕虜と言っても待遇も良くある程度の自由があり

アジアで初めて第九の全楽章演奏をしたとも残されている

    

戦争捕虜として徳島の地に連れてこられて不安だっただろうけれど

地域の人々との交流もあったらしいので悲惨な戦争の犠牲としては最低限で済んだだろう

特に過去の戦争に関しては兵士と言えども国家の犠牲者でもある

洗脳や命令により国のために戦争に出撃することから始まっている

   

当時は大正時代、そんな時代では考えられなかったLEDの光

   

    

  

ドイツ館のあった頃、もしくはこの地だけは人間らしい生活と思考回路を保てた戦士たち

捕らえられたことで休息となったのかも知れない

   

大きなツリーを下から見れば半分ぐらいの月が真上に見えた

  

   

   

この光が宇宙だとすると地球は見えないほど小さく奥の方に埋まっている光に思える

そんな一つの小さな丸い地球上にはたくさんの命が存在しその代表でもある人類

それぞれ言葉は違うけれどなんとか言葉も通じるのに

長い歴史上完全平和はなかなか訪れない

頑張れ人類と思いたくなるドイツ館の夜でした

 

 

 

ヘッドカバーとその周辺

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インマニもインテークパイプもヘッドカバーも洗浄が終わり組み付けていく

まずは洗浄後のインマニ

   

    

  

ピカピカにして中の真っ黒い異物もすべて落としてある

中を通過するフレッシュなエアーが汚れないように

またスムーズに引っかかることの無いようにピカピカが良い

性能差は無いのであくまで組む側の自己満足の問題

    

    

   

ヘッドカバーも洗浄していたので最初に新品のガスケット・ボルト類でセット

その後取り付ける

     

   

   

次に洗浄したインマニを新品のガスケットに交換して組み付けていく

   

   

  

次にリアヒーターに行くホースと戻るホースは不要なので取り外したい

  

    

  

ここのアウトレットホースはEGRのスタッドボルトの近くを通る

過去にホースがスタッドボルトの先端部に当たって冷却水が漏れたことがあるので

下に向かうホースを取り外してもEGRのスタッドボルトに当たらないように

慎重にホースの取り回しを考えながらホースなどの選択をしている

その後インテークパイプや噴射ポンプなどを取り付けて行くことになります

  

     続く

 

 

  

パジェロのリアデフ オーバーホール

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リアデフのコンパニオンフランジのナットは取れるけれど

スプラインが固くフランジが抜けてこないトラブルで相談を受けたパジェロ

    

要は異音がするからベアリング類の交換と点検を兼ねた作業を実施したい

でも分解するにもフランジが抜けなければドライブピニオンのベアリングが交換出来ない

2年前から気になる箇所と言うことでなんとか分解したいと考える

 

とりあえずデフキャリアASSYを先に取り外してしまおうとシャフトを抜く

    

    

   

デフを降ろしてみるとコンパニオンフランジにはガタが発生していた

構造からシムの厚みを変更すればガタは止まるだろうけれど

分解しないとそれも出来ないのでまずはフランジを抜くことに

   

想像通り固く作業を始めると止まること無く分解まで進む

途中の写真撮りを忘れたけれど無事に分解できたリアデフ

   

   

  

見る限りコンパニオンフランジ内のスプラインは異常なさそうだ

  

     

  

かみ合いが固いのはドライブピニオン側のスプラインの問題だろう

  

   

  

リングギアとの歯当たり部は見る限りは問題は無さそう

ベアリングは交換と三菱車独特のシム調整が必要

   

   

  

デフのサイドベアリングも交換予定

それにしてもこの時代から大きなデフだ

  

   

  

完全に異音が無くなれば良いなと思うけれど音はやっかいな部分でもあるし

ベアリングをすべて交換して各部のクリアランスが正常であれば機械的には問題無いので

音はゼロにならなくても小さくなればと願うのみです

  

  


ランクル80 中古車新着情報

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徳島県で新車登録されて最初のオーナーさんから縁のあるハチマル

その後はランクル好きの常連さん3名の方が乗られていたランクル80最終期VX-LTDが

中古車として出ます

近日中に詳細をHPにアップしますがまずはどんなハチマルなのかをご紹介

  

まずはななめ後ろから

  

    

  

次に前方向から

  

    

   

運転席の様子

  

     

  

ずっと徳島育ちのランクルはココが違います

ほとんどのハチマルが錆びているリアの荷室下と真後ろのボディ面

細かい部分以外はほぼサビ無しと言っても大げさでは無い状態

  

   

   

リアドアを開けたところ

  

   

   

フロントシートは運転席、助手席ともレカロシートのスタイルタイプ

   

  

  

今までずっとメンテナンスを行ってきたので交換したすべての箇所が分かります

現在直さないといけない場所はありません

  

室内クリーニングなどもまだ何も行っていない状態ですが室内は普通にキレイです

寒くなってきたので先日安全のためにスタッドレスを装着しておりますが

普段はBFグッドリッチMT KM2 315/75R16とブラッドレーVZのセットとなります

  

5インチアップにオーリンズショックなどその他間違いのないパーツ付きのサスペンションに

HIDや2013年モデルのカロッツェリアのサイバーナビ、レーダー、メーター類のLED化など

たくさん有効なパーツが装着されたハチマル

   

走行距離は31万キロほど走っていますが通勤距離が始めのお二方が通勤距離が

長かったのが原因で距離が伸びております

    

詳細をお知りになりたい方は近日中にアップされる予定のHPをご覧くださいませ

 

 

  

寒くなるとよくあるご相談

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寒くなるとよくあるのはエンジンが始動しないのですけどというご相談

セルモーターは回っているけどかからないと相談がある時などは

実際にはセルモーターのスイッチが少しの振動と音を出して

カチカチカチとなっている場合がある

ほんの少し電圧が足りないとなりやすい

ランクル80に多くなったトラブル

     

次はエンジンが回っているのにかからない場合

朝や夜のエンジンが冷えた状態だとセルを何度も回し続けないと始動しない時

始動後にアイドリングの振動や白煙のようにマフラーから煙が出るかどうかも重要な事で

出る場合はグロートラブルの可能性が多い

始動前のグローと始動後のアフターグローの両方が必要なので電圧チェックと

グロープラグの点検が必要となる

  

始動すれば比較的安定するけれど冷えているときはなかなか始動しないのは

噴射ポンプが非常に怪しい

一度リビルトに交換していると聞いたから大丈夫だと思わない方がいい

誰がどんな予算であとどのぐらい乗るのかとかを考慮されたオーバーホール品とは限らない

ケースも非常に重要で洗浄でキレイになるよりも内部の削れなどの機械的な能力低下が

致命的な状況となるので排除しないで考えないといけない

ただし古くなっても1HZや1HDなどは始動はするのであまり関係は無くて

1KZや2LTEによくあるトラブル

     

   

  

燃料の回路にエアーが混入すればエンジンは始動しない

ただどこでエアーを吸っているかどうかで症状は違ってくる

とりあえず瞬間始動するけどそれで終わる場合

始動して問題無さそうだけど一定の時間が経つと停止する場合

新しいディーゼル車ならともかく20年以上も経っているといろんな箇所で問題は発生する

上記以外でも色んな要素があるので決めつけは無駄な出費となる可能性がある

  

目の前に現車が無いので簡単に言うのも無理だし

すべての可能性を伝えても余計に難しくなる

それでも現状を正確に報告してもらえれば最適な方法をアドバイスできる可能性が高い

調子の良いときにエンジンを始動する時の震度や音などを記憶してもらっていれば

もしもの場合のお役に立つはずです

 

    

  

 

ランクル80周辺機器取付

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噴射ポンプは軽油の潤滑油が無ければ削られてダメになるほど機械的な可動部

昔よく聞いた灯油などが混じったりする粗悪な軽油では大損する事になる

  

噴射圧力を新車時のように復活する為に腰下部、特にプランジャー周囲をすべて交換

    

    

   

エンジンに取付てFUELホース類もすべて新品に交換

  

    

  

どうしようかなと迷ったマスタシリンダもインナーキットとタンクなどを単品で揃えて

作業料金を足せば十分に新品のASSYが購入できそうだったのでASSYで交換

  

    

  

パワステタンクも洗浄済み

スラッジが見えていたメッシュ部ももちろんキレイになっている

  

   

  

惜しまずにどんどんフルードを交換して行く

この辺でキレイなフルードが出てきたので交換完了してラインを組み付ける

  

  

   

   続く

 

 

 

2016 BAJA1000での走りです

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今年の「2016 SCORE Baja1000」の画像がアップされておりましたのでご紹介
   
塙選手はどうだった?? と期待の皆さま、画像のようにトラブル? ハプニング?
はあったけれども無事に完走してクラス3位でゴールしたと帰国後に連絡を頂いておりました
  
何より凄いのがその走行タイムで、32時間30分48秒となっています
数日かけての合計タイムではなくアメリカのレースなのでキャノンボール式
トラブルだけでは無く休憩やトイレに行く回数が多ければタイムも増えてしまうというレース
   
レーサーとしての運転テクニックはもちろん
睡魔との戦い、脳に届く酸素が少なくなっても正確な判断が出来る訓練
   
ギャラリーやカメラの前ではかっこよく走りたいけれど
最後まで走りきるために自分を常にコントロール出来る精神力
 
トラブルで遅れても焦らず自分をキープしつつペースをコントロールする能力
まだまだあるだろうけどまぐれでは完走できない厳しいBajaの世界
たとえ一つや二つのコーナーをついて行けたとしてもプロレーサーとの差は大きく世界が違う
   
  

 
  
パウダースノーのようなきめ細かな砂漠の砂で前が見えない時は要注意
多くのリタイヤした車両を避ける時も視界が悪いので危険な瞬間
走り続けて疲れた最中に出てくるのだから想像を絶する世界
   
過去18回の中でも過去最も過酷なレースとなりトラブルも重なり絶望感に襲われたそうです
サポートカーのタンドラが奇跡的なタイミングで合流できたりと多くの奇跡があって
無事に完走出来たとの事ですがモータースポーツに限らず奇跡を呼び寄せるのも
自分の力だと思うのでそれがチームの力だと考えて良いでしょう
  
いつかはBaja1000の優勝へのゴールに向って走って欲しいと願っております
また来年も応援ですがレースを味わう事にします
 
 
 
 
 

GRJ76をビルシュタインでセッティング

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昨年からGRJ76の3インチアップを数台行ってきた

当初は乗り心地の改善が主な目的だった

  

純正のサスペンションの特徴は細かな凸凹は純正らしくすんなりと吸収する

少し大きなギャップになると一気に積載のあるトラックのバネの顔を見せる

その変わる境界線での差が大きいから乗り心地が悪いと感じられる

実際にはスムーズに動くことよりもバンとして活躍するためのリーフとなっているはず

  

その代わり特にフロントの重量も軽くディーゼル車から比較するとフロントミッドシップとなる

アルミ製V6エンジンでロールも少なめでこれは歴代70シリーズの中ではトップクラスだろう

特にホイルベースの長いGRJ79ではその特性が大きく運転していて70とは思えないほど

  

ロールが少ないから曲がりやすいと言うことでは無い

曲がるキッカケや次のコーナーへの車の姿勢を作るためにもロールは必要

しかし少しロールはするけれどGがかかろうが急な切り返しで姿勢を反転させようが

ブレーキングをがっちり行おうが十分に耐えられる安定性は底力として必要となる

速く走れるサスペンション=安心、安全な車で乗りやすいと信じているのでテストを重ねる

   

まず先日のHZJ76から続いているフロントコイルとビルシュタインDW仕様との相性

GRJでも予想通りの操縦性となる

  

     

   

かなり楽しく走れるし人や車が通らない荒れた舗装路はスピードを出すほど気持ち良い

確かに純正より小さな凸凹でもステアリングやボディに伝わる振動そのものは増えている

ただ、突き上げのようにタイヤがギャップを踏むと同時にボディが動く事は無い

一緒に跳ねることは無く、あくまでもタイヤが動いている感覚が伝わる状態

   

それを心地良いと感じたり運転しやすいと感じるかはドライバーの操縦に対する

価値観というか求める部分で変わるものでもある

誰にでも勧めはしないけれどリフトアップした70でこの車両以上に

舗装路でガンガン走れると言う車両があるならドライバーも含めて拝見してみたい

   

リアはテイクオフ製のベルリン巻3インチリーフ

ショックはUSビルシュタインで数あるシリーズの中で合っていると感じるショックを選択

  

   

   

舗装路で無意味に飛ばす必要はないし、いつもは安全運転で連続でゴールド免許

けれども危機回避時や安全な場所での少しの楽しみはドライバーである限り腕を磨きたい

スピードは車の安定性を比較するときにしやすいだけで普通に走っている時にでも

ドライビングテクニックは磨けるもの

アクセルワークやブレーキング、ステアリングの対応の早さや戻しの早さなど

イメージして車を走らせていれば十分楽しめるし集中できている時間となる

  

最近よくある正面衝突やら高齢者の踏み間違い事故

若いときから運転することに集中する能力を高めておけば少しでも予防出来るかも知れない

車はパイロットではないので、訓練もせず集中せずとも運転している

年齢だけなのか、若いときからの運転意識の向上で事故は減らせるものなのか

その辺が凄く興味がある

  

私が考えるサスペンションは大量生産でも無いし自分の価値観の中で製作しているので

車に対して同じような価値観を持つ人に味わってもらいたい

分かる人の共感と分かる人が違う評価をしてくれることでさらに向上するように思われる

    

最後にこのテストを実施したGRJ76に装着されていたタイヤはジオランダーAT G015

   

  

  

同じ条件で比較しないと正直違いは分からないけれど

塙選手によるオフロードレースやテストにより改良されているタイヤ

ずっと昔はタイヤメーカーのワークスドライバーたるレーサーが多くいたけれど

今ではレーサーとして参戦と開発をしているのは知る限り塙選手だけのように思う

極限の状態でテストされたタイヤと信じているので安心して走れる

そんなパーツ盛りだくさんの車両を運転している時が一番幸せなひとときなんだろう

 

 

 

   

月と火星が並ぶ日

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一ヶ月ほど前に紹介した日没の頃から南の空に見える火星

少しづつだけどその時が近づいてきていた

   

なのにちょうど冷たい雨が降ったりしてこの冬初の寒波が来た今月の初め

なかなか見えずにモヤモヤしていたけれど

中一日だけ雲が薄くなり見えたのです

      

    

      

いつ月と火星が真横に並ぶのか、または縦に並ぶのかなどと

この数日前までは考えていたけれど寒波でまったく見えない日が続く

  

前日も次の日も見えなかったので真横があったのか縦に並んだのかが不明

まだ火星は見えているけれど月はまだまだ来そうもないので

果たして次の機会があるのかないのか

  

ググって調べるよりもガレージから仕事中にたまに見上げて

見える空を楽しみに取っておこう

 

 

   

 

乗り心地向上目的のランクル77サスペンション

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四輪リーフのランクル77

リーフとショックによってはギャップを越える時に

フロントタイヤが凹凸を吸収出来ずにダイレクトにボディが飛び跳ねてしまう

スピードが高いと余計に乗り心地が悪く感じられる

   

コイルとは異なりリーフの曲がり加減の強さで姿勢の維持となる

大きくリフトアップさせれば固くなりやすい傾向にある

リーフ車だけはスムーズによく動くクロカン的なサスペンションが乗り心地には貢献するだろう

あとはショックをどのような特性の物と組み合わせるかの問題

  

決してショックのブランドですべてが解決する問題ではなく

リーフの特性にあったショックがあればメーカー名関係なく乗り心地は良くなるはず

  

当社ではそんな77の乗り心地改善サスペンションとして2インチアップリーフを選択

それに合うショックを取り付けると誰が乗っても乗り心地の変化は体感出来る

   

詳しくは後日記事にするとして

まずはその取り付けられたサスペンションを撮影した

まずはフロント110mmシャックルとデューンのポリエーテルブッシュの組みあわせ

   

   

   

へたった純正のランクル77にはない固すぎない弓なりになったリーフ

   

    

   

リアのサスペンションの全体図

シャックルは130mmの長さ

  

   

  

見た目だけでも標準車よりも固くなさそうに見えるリーフ

  

   

  

ショックは前後共にビルシュタイン

 

   

  

最近よく出てくるビルシュタインショックだけど

仕様変更して違う特性に改造したり、77のようにリーフの特性を生かす味付けだったりと

ショックのメーカーだけですべて終わるものではないので繰り返しのテストが必要

最終目的は車の走りなのでそれに対して欲しいショックをどのメーカーで製作するのか

ショックにより確かに特性はあるのでここ最近はビルシュタインを選択しています

   

  続く

 


クリスマスイブにドレスアップ

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会社玄関前にあるツリーのような形の木

鉢植えを大きくしたこともあり今年は成長した

  

ただ、枝というか葉というか伸び放題になっていたので店内に入れてきた

   

   

  

どこから見てもバサバサ状態

  

    

   

ずいぶん前にホームセンターで購入した大きなはさみでカットすることにまあまあ成功

そしてクリスマスイブの今日から会社前はさりげなくドレスアップ

   

       

    

この木を購入した時は凄く小さな鉢に植えられていた

お客様宅へ車庫証明用の図面を書きに行ったけれど車の置く場所が無い

近くのスーパーの駐車場を拝借したのでそのまま帰るのも気が引けてたので

中に入り、すぐに目が合ったこの木

   

あれから8年、冬には北風が強くて倒れながらも無事に育ち

縁があったこの木の初めてのカットとなりました

 

 

 

ランクル77の乗り心地改善プランその2

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ランクル77の乗り心地について一昨年まではまあ仕方ないだろうと思っていた

多少の差はあっても四輪リーフなので仕方ないかなと

   

それが今では二つのプランが出来ている

まず一つ目は純正サス、2~3インチアップ車で乗り心地を改善したいとき

2インチリーフにUSビルシュタインショック

もちろん国内で製作することは可能だけれど価格は倍ほどになるので

リーフ車の特性にマッチするショックを選定出来るほど種類のある既製品から選ぶ

     

    

  

組み合わせるタイヤサイズは33×12.5-15か285/75Rクラスがいい

リーフスプリングは固いイメージがあるけれどショックを取り外せば乗り心地は良い

コイルと違ってショックレスでも動かせることに大きな違和感は無い

コイル車は走ったり駐車場を動かすだけでもとんでもない動きをする

そう言う意味では固いのかも知れないけれど路面の凸凹は吸収している

組み合わせるショックがマッチしていないから乗り心地が悪いと感じている部分が

大きいのかも知れないと考えた

  

次に2~3インチアップからステップアップする時に選ぶ4~5インチアップのサスペンション

出来れば35×12.5-15が良いと思うけれど315/75R15でも構わない

タイヤはリフトアップ量に合っていれば大きいほど有利になる

意味があってこの仕様となっているランクル77

   

    

  

この車両は2インチリーフ+285タイヤから交換したのだけれど

上記改造後の方が断然乗り心地が良くなった

  

この二つのプラン、何か一つで大きく変わるような魔法を持つパーツは無く

すべてのパーツに意味がありこの仕様になったときに私的に満足出来る車両となるのです

    

なのでランクル77のスタイルや所有する喜びを味わうコレクションとして乗る場合

趣味に仕事にこのランクルじゃないと味わえないし不便だとなり乗っている場合は

上記二つのいずれかにすれば大きな不満無く快適に乗り続けることが出来ると思っている

過去のランクル77と比較すると全然動きが違う

   

突き上げを最小限に抑えたい

しかしフニャフニャサスでは走れない

それをすべて高次元でクリアするには車両を70系から変えなければならなくなる

それでは話にならないので最高にはならなくても十分に

これなら大丈夫と思えるはずの二つのプランでした

 

 

 

 

母からのクリスマスプレゼント

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母が近づいてきて上着のポケットに手を入れた

「これあげるわ」とさりげなく渡された

宝くじ? どこで買ったん?

 

「○○○で」

「当たるとかで結構並んでいるらいよな?」

「うん並んで待って買った」

 

そんな宝くじ

   

     

  

この前宝くじの話になり、「もし当たったら誰にも言わんとあげるわな」

「いや、いいよ」

 「買ってるん」

「そんな暇無いから買ったことないわ」

  

そんな話の延長で買ってきてくれたんだと思うんだけど

どうせなら当たった宝くじをおくれーと思った

  

しかし冷静に考えたら当たるはずもない訳で

永遠にプレゼントしては成り立たないなと納得

  

親心というかそんな気持ちのプレゼント

当選しなくてもありがたいものなだと思ったのでした

   

   

また、コチラは一足早くランクル100の作業で預かっているお客様から届いた

クリスマスプレゼント、福岡県の「あまおう」

   

   

  

立派な大きさとしっかりとした歯ごたえで甘みとフルーツの香りで満たされる

当社メカと事務員で大きなイチゴをしっかりと頂きました

  

遠くのお客様は地元の手土産を、近くのお客様はコーヒーやお茶の差し入れをいつも頂く

大事な息子をお願いしますと思う気持ちなんだろうと思うと

そんな気持ちに応えられる作業をしないといけないなと思うのでした

もちろん仕事を受けたからにはすべての車両で単なる機械的な作業だけではなく

その都度少しでもプラスアルファの仕事が出来るように考えておりますのでご安心を

 

 

 

 

速攻で車幅灯移設

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御用納めが近づく中、車検に行こうと思って灯火系のチェック

んん? スモールが、車幅灯が変だ

  

保安基準対策としてロービームをバンパー上に新設

ウインカーと車幅灯の2系統が入っているウインカーもあるけれど

今日のTJはシングル球でハーネスも純正のまま

  

これではまずいとなり、車幅灯をバンパー上に新設するよりも

すでに移動させてあるロービームランプ内にスモールランプを入れるのが

一番早そうに思い急遽製作することにした

   

何の球を入れようかと迷っていたら作業台の上にたぶん100のサイドマーカーがある

     

   

  

後ろに出る部分が長くなればフォグランプの蓋が閉まらないので

このカプラーなら最適そうだ

   

肝心の裏側部分

  

   

   

新品の予備があったのでここのカプラを反射板の後ろから穴を開けて差し込むことにする

専用ハーネスは持っていなかったので細い圧着端子でハーネスを作り差し込んだあと

位置がずれないようにエポキシボンドで固定した

  

    

   

ついでに本体もランプ内から出てこないように固定したので意外としっかりしている

   

出来たランプの中を覗くとスモール球があった

   

     

   

待ち時間5分の速乾タイプエポキシ接着剤のおかげで各部の固定も早かった

何よりも想像よりも上手く出来て外から見ても違和感もない

もちろん車検もOKで間に合ったのでした

  

  

  

  

43万キロ越えのタフなナナマル

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四国でも山に行くと雪は降るし凍結もするのでスタッドレスタイヤに交換するためにご来店

しかし、何やら騒々しい、ガチャガチャと異音がしている

お客様がマフラーから音がして止めてるバンドが錆びて取れてるみたいだとのこと

なになに? マフラーをバンドで止めてる?

まあタイヤを交換する時に見てみよう

  

念のために走行距離をチェック

確か6月の車検時には41万キロ台だった

  

   

  

メーターを見れば分かるように最終期の1HZ搭載ナナマル

平成13年式で何かと車を使うので距離は伸びがち

今回はどのぐらいかと見てみるとなんと「431,500km」

たった半年で16,000kmほど

距離はいいとしておそらくしていないだろうと聞いてみた

  

オイル交換しましたか?

いやしてない

じゃあ今回しますよ

壊れたら困るのでエレメントも交換しますからね

と、こんな感じの会話

   

それでも音は静かでよく走る

10万キロと表示されていても誰も不思議には思わないだろう

走行距離が伸びるのは想定内なのでその時々に最適となるメンテンスをしてきた

   

マフラーのバンドという物を見てみることにする

タイコの後ろ側に付いていたバンド

どちらにしても折れているのであまり気にせず取り外して乗ってもらうことにした

  

    

  

一方、取り外した錆びたバンドはコチラ

むちゃくちゃなサビではないけれど43万キロ走ればまああるかなって言うぐらいの壊れ方

  

     

  

まずタイコをバンドで吊ってマフラーサポートゴムが付いているなんて他の車にはない

60も80も100も図面で見てみたけれど見た限りの中にはタイコと一体型しかない

しかし70のマフラー図面にはしっかりとタイコにベルトが別売されていた

  

  

   

   

そして来年で良いから交換してとお願いされたこのバンド

早く交換しておかないとパイプが曲がったら困る

とりあえず忘れそうなので注文することにした

  

するとすぐに入荷したのでビックリ

    

 

   

  

そんなに需要があるのか不思議なパーツ

きっと外国ではとんでもない悪路を走らされているからこのような仕様となっているのだろう

    

43万キロを走っていても絶好調のナナマル

タイコのバンドが交換用に設定されているということは

ここを交換しながらまだまだ乗ってと言うことでしょう

 

 

 

 

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