先月行われたBAJA1000に出場したプロレーサー塙選手
今年は50回記念大会なのでいつものように準備を進めていたところ
現地でのサポートを依頼している会社の都合でサポートが出来なくなったとの連絡が入る
国内でスタッフを集めてメキシコに乗り込んでも
現地スタッフ抜きではレースを無事に走り抜く体勢は出来ないと判断して
残念ながら今年は出場出来ないかもとあきらめかけていたころ
ちょうどそんな頃にアメリカのレース仲間からどうだ?調子は?いつ来るんだ?的なメーセージが多く届き
そんなみんなへの返事をFacebookにて今年は出場出来ないことになりそうだと公開
するとそれを見たレース仲間からそれならウチのチームのマシンに乗らないか? と言うお誘いも多く届く
その中に昨年までライバルだったUSトヨタTRDチームからぜひとお誘いがあった
と言うことで今年のバハ1000にはTRDチームで出場する事になった
マシンはタコマのオフロードマシン
フロントはワイドアーム化されてトレッドも広がり35インチ径のタイヤを装着しているから
タコマが凄く大きなマシンに見える
塙さんが自分で製作したマシンではなく、USトヨタのTRDマシンをドライブする姿も似合ってる
これはスタート地 メキシコ・エンセナダの街中でスタートの整列待ち中の写真
後ろの建物のデザインもTVドラマを見ているようでいい感じ
こんな風に改造したタコマなら欲しくなる
どんな路面でも走れそうなサスペンションが魅力
走る前に補強がされていないようなホーシングに少し不安を感じていていたらしいけれど
その不安が的中してリアホーシングが折れてしまいリタイヤとなってしまう
砂利道をクルージング時に折れたとのことで
岩にヒットさせた跡も無く破断面からは金属疲労を裏付ける破断跡だったらしい
それにしても砂利道というか大きめの石ころだらけ中の道に見える
以前画像でレース車よりも大きなサボテンに囲まれた中を走っているマシンを見たことがある
バハを走るレース車はエンジンパワーよりも重要な足まわりの作り
技術以前にサスペンションの目指す方向性が違う
ワイドアームやKINGショックを装備して改造されたマシン
どんな路面にもタイヤが素早く動きボディの振れは最小限でトラクションを確保
ランクルやサーフなどを荒れた路面で走らせる遊びが広まれば改造をもっと楽しめる
地形的に走れないところをどんなに走らせるというような遊びもいいけれど
凸凹荒野をぶっ飛ばせるオフロード遊びも国内の四駆文化にぜひ取り入れたい分野です