お預かり中のBJ74
この年代らしく冷間時のエンジン回転が低いのとエンジンが停止しない
アイドル回転のアップは必需項目なんだけど装置が壊れているようで作動せず
ブレーキを踏みつつアクセルを維持する
もちろんクラッチに左足は必要なので満杯の駐車場の移動時に気を遣い一苦労する
まずはエンジンがキーOFFで停止するようにエンジンルームを点検
インテークシャッターの切り替えバルブを探していたら透明感のある色でエンジンブロックが濡れている
冷却水なら赤色だしエンジンオイルでもないし、ノズルリターンホースからだろうか?
この車両も一度エンジンルームの洗車が必要らしい
バルブ発見するもホースは抜けていない
ただし洗車するまで手を突っ込んで作業するのは止めて
システム的に反対側のインテークシャッター部から点検していくことにした
一見問題無さそう見えたホースの根元がちぎれ始めていた
4φホースは社外品に交換されており、これが一番危険な選択となっている
トヨタは純正ホースがベストな選択で交換するなら当社が使っているシリコンホース以外は
有名ブランドであっても社外品はオススメしない
ご覧の通り取り外せば装着時のその姿のまま固くなっている
とてもシリコン分など名称以外には使われていないといつも思う
続いてアイドリングアップの装置はまずノブが空回りしていた
BJ73や74は確か右回転でアイドルアップする回転式のはず
ランクル80のように引っ張ったりロックしたりではないので一度分解してから
要所を確実に組んでいくととりあえずは無事に回転するようになりワイヤーも引っ張られているようだ
しかしアイドリングアップするまでの絶対量がなく、ペダルが引っ張られず有効に役をしていない
パーツ的に生産終了となっている可能性が高いのでこの状態で使えるようにしたい
こうなればFUELオープナーのようにするしかない
まずはアクセルペダルからワイヤを取り外す
何よりも簡単で確実なワイヤの詰め方
M5用Sワッシャを入れる
厚みは適当だったけれど
右に回していくと冷間時のアイドルアップしていたのでOK
これで問題無く駐車場の移動に支障がなくなり動かすのも楽勝となる
とりあえずの修理だったけれど確実に動いているのでこの状態で問題は無い
交換すべきパーツもあり、あとは入荷を待っての作業です