ターボの破損からエンジンが止まらなくなったランクル80
ターボへのオイルがインテークパイプを通じてシリンダー内に入り
キーを切ってもエンジンが停止しないエンジン
かろうじて焼き付く前にエンジン停止が出来たとのこと
現状のエンジンのエキマニと破損したタービンを取り外して
見える範囲でシリンダー内を確認
異物などはすでに出ているようだったので
正常なタービンをO/Hしてあった保管中の
ターボを取り付けてみることにした
あまりにもオイル汚れが激しいのでカメラ撮影は無しですが
取付は完了してエンジンを始動
エンジンオイルを入れ替えるのに抜けてきたオイルは2L弱で不安はいっぱい
新品のオイルを入れてエンジン始動
すると全体に騒々しいけれど特に異音は聞こえない
始めの音を聞いていないので音がうるさくなったのかどうかは不明
ゆっくりと空ぶかしをしても異音なども無く回転もスムーズ
慎重に試走をしてみると走りも普通で大丈夫かなと思われたが
エンジンが温まると排気管にたまったオイルの燃焼が凄くすぐに帰還
帰ってきてエンジンの音を聞くと異音がしている
軽く空ぶかしをすれば明らかにメタルのような異音が聞こえる
オイル温度が低くてオイルが粘いうちは異音は聞こえにくいけれど
油温が上がってくればオイルもサラサラになり異音がハッキリとする
このままでは直らないのでエンジンを下ろして分解
まず音が出そうなコンロッドのメタルを先に確認する
案の定コンロッドのメタルがオイル量の減少が原因で傷ついている
オイル切れは致命的なダメージとなる
無傷な箇所はない
まず異音の最大の原因が判明したようだ
子メタルについてはメタルの交換だけで大丈夫そうに見える
クランクのメタルやピストン、シリンダー内の確認へと進めます
続く