初めてのお客様のランクル80
エンジンが吹き上がらずに出足が遅すぎるとのご相談
間違いなく燃料噴射の量が少ないはず
軽く見ているとブーストの取り出しホースに亀裂が入っていたので
シリコンホースに交換
エンジンルームを見ていると助手席のいバッテリーカバーが
盛り上がっていたので取り外してみる
バッテリーのRとLが逆の物が付いていた
ケースに穴を開けているのですんなりと付いているようにも見える
裏側を見ればオルタネーターからの充電ワイヤハーネスが
引っ張られていてパツンパツンになっている
間違いなくそのうち燃料が漏れて朝エンジンがかからなくなるFUELキャップ
噴射ポンプはオーバーホールされているとはいえ
怪しそうなので点検してみることにする
ブーコンシャフトの動きと形を点検
フタを外してダイヤフラムを押してみると
非常に重たいのと中からいつもは聞こえない音がする
ブーコンシャフトを取り外そうとするけれど取れない
360°回しつつ、押したり引っぱったりとするけれど取れない
仕方なくスロポジを取り外してブラケットも慎重に取り外す
異常に固いキャップボルトは工具を選んで抜き取る
ブーコンシャフトのピンを抑えているバネを取り外す
これでやっとブーコンシャフトが抜けた
中を覗くとオイルがたくさん入っていてこれは多すぎる
最初に押したときの音はこの音に違いない
取り外したブーコンシャフトは燃料の量は入るはずだけど
動きが悪いのもあるしこの状態なら全体の量を減らして
調整を取っているかも知れない
過去に取り外そうと格闘したピンの跡形が見える
標準のブーコンシャフトに戻して
ガタガタだったリンケージにグリスをやり
スロポジ調整が出来るようにボルトを交換し
噴射ポンプのフタをする
これで走ってみてから調整をしてみて
良い状態まで持って行くことにする
続きます