普通と呼ぶのは自分的に標準だから
標準とは新車状態ではなく、本来持つ性能の状態を想像してのこと
何かどこかを特化させて高性能とした訳ではない
でも、どこに行くのも乗りたくなる車になれば
運転するのが楽しい車となっているのだと判断する
見た目はあえて目立たないランクル80
このハチマル、運転すればひと味もふた味も違う
純正のサスペンションのヘタリから来る突き上げや、揺れの収まりの悪さなどが改善されている
オーリンズショックをチョイスしたのはスポーティーに走らせるのが最大の目的ではない
どちらかというと最近は乗り心地も重要なポイントで、いかに快適に走らせるかを考えている
一般道の路面の継ぎ目や凸凹でタイヤが動く
その動きを見事に吸収する魔法のサスペンションがあれば良いのだけれど
純正のサスペンションの取付部に、寸法的にそのまま装着出来るような簡単なものでは難しい
タイヤが動くと言うことは車両も動くということで
車両のルーフは一定でタイヤだけが動くというのは非常に難しいセッティングとなる
タイヤが沈むとバネが縮み、その入力時にも突き上げになったり
縮んだバネが伸び縮みするのを素早く押さえ込まないと車両が揺れて不快になる
また、早く押さえ込みすぎるとイヤな強さとなり不快に感じる
そのバランス具合 を常に考えるのが楽しくもあり悩みだったりする
お気に入りのサスペンションセッティングデを固すぎず柔らか過ぎずという表現で表す
もうすぐお客様に引き渡しのハチマル
長くお預かりしていたし、徳島ということで眉山をバックに記念撮影
この場所からの帰り道を運転しながら思うところあり
会社に帰ってからエンジンの噴射ポンプセッティングを再度変更した
引き渡しギリギリなんだけど、少しでも良さを感じて欲しいと思う気持ちで工具を持ってしまう
サスペンションもエンジン特性も大きく変わったランクル80
ランクル80を設計をしたエンジニアに乗ってもらって意見を聞いてみたいとよく思う
車を作り出した人はいったいどのように感じるのだろうかと興味あり
褒められる事などを期待するのではなく、レベルアップの為に必要なことのように考える
まだまだ進化させて大きく広く極めて行きたいランクルの道なのです
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普通に進化したハチマル
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